01
資本主義と共産主義(社会主義)は原子力発電を肯定します。電力は社会生活の維持のための不可欠のものだという社会通念に支えられ、電気事業法によって設備投資の拡大がさらに富を得る仕組が完成しています。(電気料金の高額化)。
02
石油に支えられた原発が、その半永久的な放射能管理のために、さらに石油に頼っています。その負の遺産を先送りにすることの罪深さを問わなければなりません。
03
科学者は今、石油に頼らず研究する者をさげすみ、核融合発電など恐怖のシステムの研究費に群がることを容認しています。もちろん、政治家の低能を知りつくしている彼らは資源枯渇の語で脅し、未来の太陽だと政治家に希望を持たせることに周到です。
04
世界資本主義によってアジア・アフリカの飢餓貧困をもたらした白人の植民地主義者の罪をキリスト者たちは今も総括せず、むなしい愛の説教をつづけています。
05
先日行われた英国王の戴冠式のきらびやかさは、アジアから収奪した富によって構成されています。フランスのルーブル博物館やイギリスの大英博物館の収蔵宝物がアジア・アフリカの有色人たちの血と汗の染みついたものと見るべきです。
06
KEEP BRITAIN WHITE! 1919年のパリ講和会議に日本が「人種平等規程案」を提出しましたが、国際連盟は採用しませんでした。こののちも白人絶対優位の構造がつづきます。日本がアジアの中で唯一、近代化をなし遂げたことは、白人至上主義者にとって、ホロコーストの対象と考えられました。
07
米英を軸に大東亜戦争では、日本をホロコーストの対象としていました。東京空襲を始め日本の主要都市を無差別に爆撃してもなお、戦意を喪失しない日本は、特別攻撃隊を次々と編成し、戦い続けました。
08
米英はついに無差別殺人に踏み出しました。昭和20年8月6日、ウラン235の核分裂による原子爆弾リトルボーイは、広島に投下され、即死同様の死亡者のみで9万人~12万人と推定されています。
09
広島に続いて、8月9日に長崎へは、プルトニウム239を使った原子爆弾ファットマンによって、6万人~7万人の人々が無差別に殺戮されました。ファットマン(太っちょ)とはチャーチル首相のことです。
10
第一次世界大戦の折、日英同盟のよしみで日本はインド洋へ艦隊を派遣しました。インド独立のために戦っているガンジーに「見よあそこに翻っているのは日章旗ではない。ユニオンジャックだ」と指弾されました。ガンジーは人種差別法令の撤廃に尽力していたのです。
11
わが国の アウシュヴィッツは ヒロシマとナガサキに加へ、空襲被災地なりき
(歌集『走錨の令和』)
原子爆弾による20万人にも及ぶ死者のほとんどが一般市民でしたから、これをアメリカによるホロコースト(大虐殺)と言って何か誤りがあるのでしょうか。
12 道義の劣化
維新より百五十年経て亡びたる、国に殉ずる大義や忠義
歌集『走錨の令和』より
13 道義の劣化
個人といふ近代人の病ひをば肯定されし、「お言葉」のビデオ
歌集『走錨の令和』より
14 道義の劣化
平成に禍(わざは)ひ多く起きたるは、御霊祭(みたままつ)りの怠(おこた)りにあるか
歌集『走錨の令和』より
15 道義の劣化
新しき元号の御代(みよ)は幾百万の、人柱すら忘らえてゆく
歌集『走錨の令和』より
16 道義の劣化
新しき元号の御代に亡びゆく忠義に道義、はた独立自存
歌集『走錨の令和』より
17 道義の劣化
日の本の国の礎(いしずゑ)築き来し忠義失せゆく、令和元年
歌集『走錨の令和』より
18 道義の劣化
忠不忠その境目(さかひめ)を分(わ)く心、失(う)せゆく時世(ときよ)始まりにけり
歌集『走錨の令和』より
19 日本のアウシュヴィッツ
大君の「頻(シキリ)ニ無辜(ムコ)ヲ殺傷(サッシャウ)シ」と詔(の)らせるは、わが国のアウシュビッツのこと
歌集『走錨の令和』より
20 日本のアウシュヴィッツ
わが国のアウシュヴィッツはヒロシマとナガサキに加へ、空襲被災地なりき
歌集『走錨の令和』より
21 日本のアウシュヴィッツ
原子爆弾を投下されし地、日本のアウシュヴィッツと語り継ぐべし
歌集『走錨の令和』より
22 日本のアウシュヴィッツ
八月六日八月九日(はづきむいかはづきここぬか)、日本のホロコースト日(び)を我は忘れじ
歌集『走錨の令和』より
23 日本のアウシュヴィッツ
無差別に一般市民を大量に殺戮(さつりく)せしが、日本大空襲
歌集『走錨の令和』より
24 日本のアウシュヴィッツ
原爆の悲惨を語る相手こそアメリカ人ならで、他(ほか)にあらうか
歌集『走錨の令和』より
25 日本のアウシュヴィッツ
真夏日にかすむ海原、何ゆゑに立ちつくしゐる枯れ松のごと
歌集『走錨の令和』より
26 日本のアウシュヴィッツ
いつしかに夏は終はりぬ、朝顔のうす色水の澄みとほる朝
歌集『走錨の令和』より
27 日本のアウシュヴィッツ
雨音のかそけき道に鳴く虫の、声さへ明日を生きよと告ぐか
歌集『走錨の令和』より
28 拉致の大罪
改元やオリンピックの大波にさらはれてゆく、拉致被害者は
歌集『走錨の令和』より
29 拉致の大罪
大震災に死せる被災者しのぶとき、未帰還の拉致被害者に泣く
歌集『走錨の令和』より
30 拉致の大罪
靖國(やすくに)の神のやしろに詣(まう)でざる人ら忘るか、拉致被害者を
歌集『走錨の令和』より
31 拉致の大罪
満員の列車の中に拉致されし人らの上を、思ふ苦しさ
歌集『走錨の令和』より
32 拉致の大罪
一日の仕事を終へて仰ぐ空、拉致被害者の無事を祈りて
歌集『走錨の令和』より
33 拉致の大罪
子供らがうたた寝をする夜はふけぬ、北鮮に向かひてひとり涙する
歌集『走錨の令和』より
34 拉致の大罪
ただ今の声を待ちあぐむ遺族らは、拉致被害者の家族に泣きぬ
歌集『走錨の令和』より
35 拉致の大罪
拉致されし人らと同じ、靖國(やすくに)の神霊(みたま)もいつか忘られてゆくか
歌集『走錨の令和』より
36 靖國(やすくに)の森
ほがらかな声の響ける靖國(やすくに)のやしろの庭に、春はたけゆく
歌集『走錨の令和』より
37 靖國(やすくに)の森
国のため命捧げし人々を祭らで国の、道義(みち)は生まれじ
歌集『走錨の令和』より
38 靖國(やすくに)の森
大君はつひに出でますこともなく、大鳥居のもと人影もなし
歌集『走錨の令和』より
39 靖國(やすくに)の森
大君のいでましなくば神霊(みたま)らの、悲しみ癒ゆる日は来ざりけり
歌集『走錨の令和』より
40 靖國(やすくに)の森
ボランティアを義勇兵とや和訳せば、向かふかなたは靖國(やすくに)の森
歌集『走錨の令和』より
41 靖國(やすくに)の森
戦病死し靖國(やすくに)の神と祭らるる伯父に告げむか、君詣(まう)でたまはずと
歌集『走錨の令和』より
42 靖國(やすくに)の森
カロリン湾に水葬されし伯父哀し、妻と子二人永久(とは)に離(さか)れば
歌集『走錨の令和』より
43 靖國(やすくに)の森
カロリン湾ははるけく遠し祭日(さいじつ)は、昭和二十一年二月二十二日なり
歌集『走錨の令和』より
44 靖國(やすくに)の森
ぬくぬくと虚偽虚構に太る者を、いかに見たまうか靖國(やすくに)の神は
歌集『走錨の令和』より
45 靖國(やすくに)の森
靖國(やすくに)の日々の祭りに唱へざる名は、二百万人余と知るが悲しき
歌集『走錨の令和』より
46 靖國(やすくに)の森
ヒロシマやナガサキの地に斃(たふ)れたる少年少女も靖國(やすくに)の神
歌集『走錨の令和』より
47 靖國(やすくに)の森
シベリアに抑留されて亡くなりし人らもあまた、靖國(やすくに)の神
歌集『走錨の令和』より
48 靖國(やすくに)の森
国が命じ国のためにと斃(たふ)れしを、日々の祭りに言はぬ罪深し
歌集『走錨の令和』より
49 靖國(やすくに)の森
年収が一千万円余と誇る前に、ひざまづくべき悲しみを知れ
歌集『走錨の令和』より
50 靖國(やすくに)の森
遺族らの財を貪(むさぼ)る咎人(とがにん)も殺(あや)むなかれと、遺族らは言ふ
歌集『走錨の令和』より
51 靖國(やすくに)の森
手風琴(アコーディオン)を奏づる傷痍(しゃうい)軍人に小遣ひを渡しぬ、遺児の従兄は
歌集『走錨の令和』より
52 靖國(やすくに)の森
いくたびも御代(みよ)は代(か)はれど、遺族らの悲しみ癒ゆる日に時効なし
歌集『走錨の令和』より
53 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
夜をこめて降りしく秋の雨の音、聴くは昔の人のかなしみ
歌集『走錨の令和』より
54 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
伝統も正統も今、軽薄の汚泥の河に飲まれ消えゆく
歌集『走錨の令和』より
55 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
海行かば水漬(みづ)く屍(かばね)とうたひたる、こころざしをも亡ぼすは誰
歌集『走錨の令和』より
56 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
いさぎよさ、こころざしまたいさをしさ、国に尽くさむまごころに生(お)ふ
歌集『走錨の令和』より
57 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
否応なく死にたる人が幽世(かくりよ)に叫び荒(すさ)びて、なすが災ひ
歌集『走錨の令和』より
58 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
つかの間の平和のときはくづれゆき、日本国丸の走錨(そうべう)の疾(と)き
歌集『走錨の令和』より
59 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
泥船(どろぶね)の泥の船底水しみぬ、この日本丸を下船するは誰
歌集『走錨の令和』より
60 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
富める者と貧しき者の格差こそ、国の地滑り国の走錨(そうべう)なれ
歌集『走錨の令和』より
61 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
とめどなく石油を使ひつづけゆく、その限界を示せ物理学徒は
歌集『走錨の令和』より
62 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
メルトダウンその実験をせざる故、汚染広がりぬ半永久的に
歌集『走錨の令和』より
63 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
放射能を手づかみできぬ科学者の罪をこそ問へ、改元の日に
歌集『走錨の令和』より
64 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
近代はつひに、未来を搾取する文明に堕(お)ちきと知るが国債
歌集『走錨の令和』より
65 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
歴史とは搾取と被搾取のせめぎ合ひ、さう断ぜねば反転できぬか
歌集『走錨の令和』より
66 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
壊滅の工業文明の底ひから萌(も)ゆるものありや、葦牙(あしかび)のごと
歌集『走錨の令和』より
67 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
幾万の流るる民の渡り来る、海の守りをいかにとやせむ
歌集『走錨の令和』より
68 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
木なき山草なき平野、貧しきは人を養ふ土の死にたる
歌集『走錨の令和』より
69 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
暮れてゆく空のはたてに君います望みも断たれ、闇に泣くのみ
歌集『走錨の令和』より
70 走錨(そうべう)の舫舟(はうしう)
眼鏡手にただ笑みたまふ父の立つ夢に覚むれば、吾子(あこ)が泣きゐる
歌集『走錨の令和』より
ホームページの第9話までの内容が「英霊の行方、国の行末」という書物になりました。
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〒154-0017 東京都世田谷 1-41-3-103 本間尚代宛
目次
一.続く天災と祈り
二.人権を見捨てる時代から反転できるか
- 拉致の大罪
- 未来が植民地
- ホロコーストの兵器
三.タマとタマシイ
四.上代の祈りは“神を祈る”
- 呪い[ひ]= 宣ろい[ひ]
- 祈り=斎宣り
- 神を祈る
五.環境問題への視座、子孫たちのための
- 新型コロナウイルス感染症について
―本稿『西暦二〇〇〇年の地球』(二十一世紀の予測)に入る前に― - 『西暦二〇〇〇年の地球』から
- 石油文明も植民地主義
六.二十一世紀を国は越えられるか
―終末植民地主義を克服する道―
はじめに
第一章 譲位と個人と法律と
第二章 山本七平著『現人神の創作者たち』
第三章 前期水戸学の鋭鋒
第四章 崎門学と国学
第五章 文部省作成『国体の本義』
第六章 忘れられた植民地主義
第七章 日本の神の諸相
第八章 天主教の“でうす”
第九章 日本の神を蚕食した基督新教
第十章 植民地主義から終末植民地主義へ
第十一章 渡辺京二著『逝きし世の面影』
- 「第一章 ある文明の幻影」から
- 「第二章 陽気な人々」と「第三章 簡素とゆたかさ」から
- 「第四章 親和と礼節」と「第五章 雑多と充溢」から
- 「第六章 労働と肉体」、「第七章 自由と身分」、「第八章 裸体と性」、「第九章 女の位相」、「第十章 子供の楽園」について
- 「第十一章 風景とコスモス」、「第十二章 生類とコスモス」、「第十三章 信仰と祭」、「第十四章 心の垣根」について
第十二章 招魂社の背後に欧米列強の植民地主義者の魔手が
第十三章 勅裁を経て合祀される公務死、法務死の人々
第十四章 A級被告の合祀と行幸非難
第十五章 北白川宮能久親王と同永久王の合祀
第十六章 神威の盛衰―御代の平安は翳らないか
第十七章 御名代と御由緒物
付篇 昭和二十七年三月三日、岡田米夫謹稿
『斎王の御本質と大御手代奉仕について』
終章(詩篇)
靖國神社の神前にて
再来再会願文

